2019.07.16BLOG
チームビルディング、組織論、スタジアムへの想い
神戸戦の前後に僕の友人で尊敬する2人とお話しする機会がありました。
多くのことを学び、より明確になりました。
今自分の中でビジョンがはっきりしてきています。
PADDLERのインタビューでも話したけど、サッカー専用スタジアムを作りたい、チームとして組織としてもっと大きなクラブにしていきたいと語らせて頂きました。
当初はスタジアム建設を早くしたいと思っていました。
専用スタジアムがあればより強くなるイメージが湧いたからです。
どちらがスタートでもありだと思いますが、まずは強く魅力あるチームへと変貌を遂げないといけないのかなと最近思います。
その為にはやはり〝結果〟が必要。
正直、毎年残留争いをしているチーム、落ちるかもしれないという不安がある中でスタジアム建設に踏み切れる人たちがどれだけいるのか、という現実問題もあると思います。
そうなるとやはり強くするしかない、結果を出すしかないと思います。
結果を出し続け皆んなを巻き込み動かしていく。
その為には、、、
自分が結果を出す!
手っ取り早いですね。
けど、そう甘くない。
自分一人でチームの結果を変えれるほど甘い世界ではない。
もちろんその努力は惜しまないし、それを達成できる為の技術ももっと高めたいし、メンタルも強くしたい。
それよりも重要なことは
〝周りを動かす〟〝周りを変える〟こと。
だってチームスポーツだから。
団体競技だからこそ、まとまり集合体になった方が強いに決まっている。
もちろん圧倒的な個の能力が勝る時も多いのもサッカーだが。
他人をコントロールは出来ないがアクションを起こして、新しい考えや感覚や発想を持たせ、導くこと。
もちろん、自分はスーパーマンでもないし、何もかも分かってるわけでもないし、凄い経験をしてきて凄い技術を持っているわけでもない。
でも全体像を見てこれが足りない、こういう思考になったらチームがより良くなるんじゃないかなっていうのは凄く考えるようになったし、そういうアイデアは以前より沢山出てきている。
その為には、〝伝える〟ことだ。
もちろん簡単なことじゃないし、言う事で責任も伴う。
でもそれは自分がプレーしやすくする為だし、もっとより良いチームにしたいから。
強くしたいから。
セレッソ戦、天皇杯の敗戦を受けて、よりその思考は強くなった。
うまくいっていない状況が逆にそうさせてくれたと思う。
そして、今回の神戸戦を前にして、僕のビジョンの為にもとても大事な一戦だと感じていたし、チャンスだと思っていた。
イニエスタ選手、ビジャ選手達のおかげでチケットは完売していると聞いていたし、このチャンスを逃せないと思っていた。
初めて見に来るお客さんも多いかもしれないという中で、ベルマーレをアピールするチャンス。
〝自分らのスタイル〟で勝つことだ。
スタイルがあることは魅力的だが、スタイルを持って勝つことの方が魅力的だと思う。
そうやって一つ一つ勝ち続けて強くなっていく、その結果たくさんの人を巻き込んでいけるのかな。
そして、試合前に思っていたのはイニエスタやビジャには経験、技術では絶対勝てない。
けど、どこなら勝てるかと考えたら、伝える事だと思った。
チームメイトに勝利のメンタリティを植え付ける。
絶対勝てると信じさせる。
試合前、ハーフタイム、試合中そういう言葉のチョイスは意識しました。
自分がどこまで貢献できたかわかりませんが、結果的に逆転勝利で湘南スタイルをより見せることができ、スタジアムに集まった皆さんと一体感がうまれて本当に素晴らしい空間となりました。
今シーズンこの瞬間をどれだけ多く作れるか。
その為に自分を高め、皆んなに働きかけるというアクションを続けていきたいと思います。
そしていつか、この素晴らしい瞬間を僕たちの素晴らしいサッカー専用スタジアムでより大きな喜び、感動の空間で作れることをイメージして。
梅崎